波左間地区祭礼とミノコ踊り《国選択無形文化財》

2017年07月02日

波左間諏訪神社の祭礼とミノコ踊り 2017年7月1日

 
館山市波左間地区の諏訪神社の例祭は毎年6月30日~7月2日の間(1日のみ)開催されます。
このお祭りで奉納されるミノコオドリりは「南房総地方のミノコオドリ」(館山市波左間の諏訪神社/南房総市千倉町川口の鹿嶋神社)として国選択無形文化財に指定されています。
この踊りは、中央に大人は歌や太鼓の演奏を行い、その周りを10人前後の小学生(最近では幼稚園)から中学生の女の子が右手に扇子、左手のオンべと呼ばれる笹の飾りを持ち、輪になって踊ります。「南房総地方のミノコオドリ」は神奈川県の小田原市から静岡県の東伊豆町の「鹿嶋踊り」と歌や持ち物などに共通点が見られますが、南房総地方独自の特色も見られ民族芸能を考える上で貴重です。
(参考文献:館山市の文化財)

なお、波左間地区のミノコオドリは少子高齢化の影響により、残念ながら2017年で最後になるそうです。
 
午前10時頃神主さんが諏訪神社の階段を上り拝殿へ向かいます。
神主が参道の階段を上る様子
 
拝殿では祭典が行われ、祭典の後に境内でミノコオドリが始まります。
 
諏訪神社拝殿の祭典の様子
 
左手に持っているのがオンべです。
 
大人が歌を歌い太鼓を演奏し、女児が輪になって踊りながら右回りに回ります。古くから伝わる歌詞なので意味は分りません。
歌詞が理解できると一層面白いと思います。
 
ミノコオドリが終わり一休みします。暑い中お疲れ様でした。この後の数か所で踊るようです。
 
ミノコオドリを踊る女児達
 
ミノコオドリが終わり一休みします。暑い中お疲れ様でした。この後の数か所で踊るようです。
 
休憩する女児の様子
 
波左間集会所から諏訪神社周辺まで神輿が上がってきます。
 
神輿を担ぐ様子
 
神輿はモミサシを繰り返しながら町内を周ります。
神輿をモミサシする様子
 
道路でミノコオドリを踊る様子
 
 
道路でミノコオドリを踊る様子
 
【房総タウン】南房総の祭り一覧へ

詳細情報

名称

波左間諏訪神社の祭礼

住所

〒294-0307 千葉県館山市波左間639

アクセス

このページをご覧になった方は
こんなページもご覧になっています