天津神明宮(あまつしんめいぐう)
大昔に八重事代主神が安房を訪れ、東方鎮護の神として鎮座されたのを人々が喜び「庤(もうけ)明神」として祀りました。
その後、源頼朝が石橋山の戦に敗れ安房に逃れた際に、源家の再興を伊勢神宮に祈願して成就したことから、寿永3年(1184年)に伊勢より神霊を勧請し、以前の「庤明神」と相殿したのが始まりとされています。
祭神:天照皇大神 (あまてらすおおみかみ)日本国民の総氏神。
豊受大神 (とようけおおかみ)伊勢神宮外宮の主祭神。産業や農耕の神
八重事代主神(やえことしろぬしのかみ)えびす様。海の神、五穀豊穣の神、商売繁盛の神
大山祇大神 (おおやまつみおおみかみ)富士山の守り神である木花之佐久夜毘売(このはなのさくやひめ)の父。山の神。、
他七柱の神を合祀
祭礼:毎年10月16日 例祭は10月16日に行われる伊勢神宮の神嘗祭にならって行われます。午前中は神事が執り行われ
境内では演芸大会が開催され、露店が立ち並び賑わいます。
鳥居
境内には鳥居が3つあります。下の写真は駐車場のそばにある最初の鳥居です。
境内に入って最初の鳥居です。最初と鳥居と同じ形です。伊勢神宮の鳥居とも同じ形だそうです。
3つ目の鳥居はコンクリート製です。
拝殿
二拝(2回おじぎ)・二柏手(2回拍手)・一拝(1回おじぎ)して、拝殿に出入りするときに一礼するのが参拝の作法です。
境内
左の写真が御手洗です。右は社務所です。社務所では、おみくじ、絵馬、お守りなどが販売されています。御朱印もここで頂けます。
お守りは、運気向上、交通安全、学業・合格、開運・厄除け、病気平癒、縁結び、安産祈願・・・など多くの種類が揃っています。
また、インターネット限定販売の「運気向上守」「陽の気守」もあります。
手水舎
長神社
境内には写真撮影用の顔出しパネルが用意されています。
手水舎の後ろには長神社が鎮座しています。長神社には八幡神、稲荷様、山上様など、多くの神様が合祀され、ご祭神は
・応仁天皇、誉田別尊(ほんだわけのみこと))
・宇迦之御魂神(うがのみたまのかみ)
・山神様
まるばちしゃの木(丸葉萵苣の木) 千葉県指定天然記念物
境内左側には「まるばちしゃの木」(別名:なんじゃもんじゃの木)が数本あります。この木は中国南部、台湾、沖縄、九州などに自生し、鴨川では実入・寄浦地区の海岸山地自生していて、この周辺が北限とされ、大変稀少な木です。
まるばちしゃの若葉は食べられ、味がチシャ(レタスの和名)に似ているので「まるばちしゃ」と命名されたそうです。
6月頃に白く小さな花が咲き、秋には黄色い実ができ、バナナに似た香りで食べられるそうです。
諾冉(なぎなみ)神社
下の写真は諾冉神社へと続く階段です。途中の山道は険しく原則的には許可を得ないと参拝できないようでが、4月8日前後の
諾冉神社例祭では、山開きがあり地域の人々でにぎわいます。
祭神は伊邪那岐命(いざなぎのみこと)、伊邪那美命(いざなみのみこと)で夫婦神であることから、特に縁結びの御利益があり
他にも海上安全、産業繁栄の御利益があると言われています。
天津神明神社の林 鴨川市天然記念物(昭和48年3月28日)
諾冉神社周辺の山林はすぐれた極相林(長い年月を経て樹木の種類が安定した林)が形成され、鴨川市の天然記念物に指定されています。
拝殿右側には絵馬所があり、たくさんの絵馬が奉納されています。絵馬は社務所で販売されています。
この板には多くの祈願が記されています。合格祈願が多いようです。
【住所】〒299-5503 千葉県鴨川市天津2954
【電話】スマホの場合はここから直接電話できます⇒04-7094-0323
【御朱印】社務所にて頂くことができます。8:00~18:00
【駐車場】あり
【HP】天津神明神社
【フリーマーケット】毎月1日境内で「おついたち市(フリーマーケット)」が開催されます。
8:00~14:00
※出店は随時募集中
【朔旦祭(さくたんさい)】その月の平穏無事を記念する祭典 7:00~
【えびす茶屋】6月より毎月1日限定営業 午前9:00~16:00
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