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十二所神社 国指定文化財の里芋祭が行われる神社

十二所神社の鳥居と参道

十二所神社(じゅうにしょじんじゃ)

 
館山市茂名の「十二所神社」は森の奥の目立たない場所に鎮座しています。例年2月19日から21日の三日間は、国の重要無形民族文化財に指定されている「里芋祭」が行われます。
南房総(南房総市、館山市、鴨川市、鋸南町)は、神事やお祭が非常に多い地域ですが、国指定となっているのは、この里芋祭と南房総市千倉町の「白間津大祭(しらまづおおまち)」の2つのみです。
 
【祭神】国常立尊(くにとこたちのみこと)
    国土形成の根源の神、国土の守護神
【祭礼】2月19日~21日 里芋祭
【由緒】調査中
 

里芋祭(もなのさといもまつり)

(境内の案内より)
国指定:平成17年(2005年)2月21日
毎年2月19日~21日にかけて行われる行事です。約90個の里芋を山形に積み上げて、飾りを付けた大きな神への供え物を一対作り、茂名の鎮守である十二所神社へ奉納して一年の豊作を祈願することから、里芋祭と呼ばれます。
 
里芋は、氏子の家を2軒1組とするツミバンナカマ(積み番仲間)と呼ばれる組織を単位に栽培、供出されます。19日の夜に年番制で担当するトウバン(当番)の家で供え物に仕立てられます。翌20日の午前中には、これを籠に入れて担ぎ、区長や神職、総代、当番らが列をなして十二所神社へと奉納します。奉納された里芋は、神社での祭典の後、氏子の各家に分配され、無病息災を願って食されます。この芋を食べると風邪をひかない、子宝に恵まれるなどといいます。昼頃までに祭典が終了すると直会(なおらい)が行われ、当番宅でトワタシという新当番への受け渡し儀式があります。そして最終日の21日にオコモリという主婦たちを中心とした慰労会が行われます。
 
この祭りで使われる里芋は「茂名芋」と呼ばれるアカメの一種で、茂名の各家で20~50株ほど栽培されています。茂名の人々が代々栽培を受け継いできたものです。茂名芋は硬いので
積んでも崩れにくく、大きな親芋の周りに子芋がたくさんつくことから、豊穣や子孫繁栄を象徴する縁起物であるといわれています。茂名の人々にとって里芋が大切な作物であったことがうかがえます。
 
茂名の里芋祭は、畑作物である里芋を用いて神への供え物を作るところに特徴があります。日本の伝統的な生活文化は、これまで稲作のみを中心に考えられる傾向がありました。しかし近年、稲作を中心に畑作や狩猟など様々な活動を組み合わせて暮らしを成立させていたことに注目が集まっています。茂名の里芋祭は、日本の畑作文化と儀礼を考える上で貴重な例といえます。時代の変化に伴い祭りのかたちは部分的に変化していますが、トウバン、ツミバンナカマといった祭りを支える組織が、変わらず受け継がれている点もきわめて重要です。
里芋祭の案内板
 
参道はすべて石段となっています。
十二所神社の参道
 

常夜灯

階段途中の常夜灯。大正十二年九月一日震災倒壊と彫られているので、関東大震災後に建てられたようです。
常夜灯(左)常夜灯(右)

 

手水舎と手水石

手水石は比較的新しく見えますが年代は彫られていません。
十二所神社手水舎
 

拝殿

十二所神社の拝殿
 

拝殿と本殿

拝殿は質素な造りで彫刻はありません。
十二所神社の拝殿と本殿
 
拝殿裏は切り立った岩となっていて、岩穴の中に小さな石宮がありますが、文字などは見当たりません。
十二所神社
 
拝殿向かいには鳥居と小さな社がありますが、鳥居の学束(がくつか)に神社名は記されていません。
鳥居の形は「明神鳥居」手水石に年代は彫られていません。
拝殿向かいの社

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