天満神社(テンマンジンジャ)
2022年10月29日、館山市沼の「天満神社」大神輿 建立百周年記念祭に行ってきました。この神社に行くのは初めてで、神輿はすぐに見つけられましたが境内の場所が分からず右往左往しました。車を停める場所も分からず、かなり遠くの空き地に停め、近所の方に聞いてやっと場所が分かりました。
天満神社概要
【祭神】菅原道真公
【例祭日】8月1日
【御朱印】神主非常駐により不明
【由緒沿革】
1096年(嘉保三年)安房国の国司「源親元卿」が京都北野天満宮より勧請したと伝えられています。
参考文献:館山市史
参考サイト:
・南房総 花海街道館山地区 沼区天満神社
・房日新聞沼区天満神社の大神輿100周年 感染対策徹底し区内を渡御 館山(千葉県)
・千葉県神社庁監修 「神社検索隊!」天満神社
境内案内
鳥居は住宅街の奥にあります。鳥居の先は石段を上がると最初の広場があり石碑などが建っています。
その先の石段を上がると拝殿と本殿が鎮座し、拝殿奥は崖になっています。
鳥居
鳥居の形状は神明鳥居。建立は昭和四十四年(1969年)富士土建とあります。
狛犬
二番目の階段を上がった両脇に一対の狛犬が建っています。奉納は明治三十五年(1902年)なので、今(2023年)から121年前。
今日は神輿の100年祭なので神輿より古くから建っていることになります。
牛の像
菅公千七十五年祭記念、昭和五十三年(1978年)とあります。
南房総に移住してから多くの神社を巡ってきましたが、牛の像を見たのは初めてです。(単に気が付かなかったからかも知れません)
どうして牛の像があるのでしょうか?
京都府の北野天満宮や生身天満宮(いきみてんまんぐう)によると、菅原道真公を祀る神社には「使いの牛」を祀ることが多いとあります。
これには、いろいろな説があり、道真公が生まれたのが承和十二年(846年)で丑年、薨去されたのも延喜3年(903年)2月25日で丑の日だからという説、道真公の御遺骸を載せた車を引く牛が座り込んで動かなくなった場所をご墓所と定めた説、などなど実に多くの説があり、本当のことはまだ解ってはいないようです。
牛の像の横にも「菅原道真公と牛の由来」の碑が建っています。
手水舎/手水石
手水石は風化が激しいのですが、江戸時代後期の天保三年(1832年)六月吉日と刻まれています。
拝殿と本殿
沼稲荷社
拝殿の左下には稲荷神社が鎮座しています。
天満神社大神輿 建立百周年記念祭
2022年10月29日は天満神社の神輿建立百年祭が執り行われました。宮出しは9:00宮入は20:30。
当神社を京都から勧請したとされる源親元を祀る柏崎国司神社のお舟とともに市内を練り歩く様子がYouTubeに数件UPされています。
大正八年(1919年)に製作された天満神社の神輿は館山地区一番の大きさと重さとされています。神輿には後藤流三代目の龍や獅子の彫刻が施されています。