吉野屋商店(よしのやしょうてん)
鋸南町上佐久間の「吉野屋商店」は酒、食料品、日用雑貨などを販売する酒店です。
オーナーにお話しを伺うと「創業は大正八年(1919年)なので今年(2022年)で103年目になります。あと何年できるかわかりませんが、周囲にお店がなくなってしまったので、なるべく長く続けたいと思っています。」
お店が少ない上佐久間地域にとって吉野屋商店は重要なライフラインとなっているのです。
このお店は鋸南町文化財の十王堂を撮影したときに見つけました。
自動販売機でお茶を買って、喫煙コーナーでたばこを吸いながら店内を覗くと懐かしい商品が並んでいるのでちょっと店内に入ってみました。
昔はこういった店を「よろず屋」と呼んでいました。私が小学生の頃夏休みに親戚の家へ泊りに行って、館山の船形小学校前の長谷川商店(通称タビヤ)によく通いました。店内には駄菓子、おもちゃ、くじ引きなど、子どもが好みの商品がたくさん並んでいたので嬉しくてドキドキしたのを覚えています。
店内は驚きの商品数です。入口側が食品コーナー、突き当たりが地酒コーナー、右奥が雑貨コーナーとなっています。
コンビニやスーパーは、何処に何があるか分かりやすく便利です。しかし、ここは雑然としていて店内をくまなく探さなければなりません。
これに似た形態のお店が「ドン・キホーテ」です。ドンキの社長がテレビで「大量の商品を少し分かりずらく配置することで、店内を探して買い物を楽しんでもらう」と話していました。
平野屋商店が敢えてそうしている訳ではないと思いますが、結果的にはドンキと似たスタイルになっています。店内を巡って懐かしい商品を見つけると嬉しくなります。
洋服も売っています。洋服の後ろはインスタントラーメンのコーナー。
鴨川の寿萬亀などの日本酒、焼酎、ワインのコーナー。
ここは冷蔵コーナー
砂糖、調味料、お菓子のコーナー
駄菓子や針のコーナー
麦わら帽子、ハンカチの他に靴も売っています。
ここは・・・常連さんも、オーナーでさえもほとんど立ち寄っていないと思われるエリアです。しかし、このような所にお宝な眠っているものなのです。
店舗の前の佐久間小学校は平成19年に閉校となり、現在はバーベキューハウス佐久間小学校となっています。
ブラックサンダー、ベビースターラーメン、パチパチパニック!などの駄菓子を買ってみました。パチパチパニック!を初めて食べたときのことは、今でも鮮明に覚えています。口の中でパチパチとはじける感じが衝撃的でしばらくの間、友達とこればかり食べていました。
詳細情報
名称
住所
お問い合わせ先
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お問い合わせの際は「『房総タウン』を見た」とお伝えください。
定休日
営業時間
駐車場
アクセス
・JR内房線「安房勝山駅」より約5.1km 車で約8分