元祖勝浦式坦々麺 江ざわ(えざわ)
勝浦式タンタンメンは千葉県の三大ラーメン(アリランラーメン、竹岡式ラーメン、勝浦タンタンメン)の一つで、勝浦市のご当地ラーメンです。
勝浦市内には勝浦式タンタンメンを提供する店が多数ありますが、その中でも特に人気があるのが、この江ざわ。以前に土曜日の12:00に来店した際は既に大行列で2時間待ちで断念。今回は平日の開店30分前に来店しても行列ができていて店内に入れたのは開店してから30分後でした。
店舗は勝浦の市街地から相当に離れた場所にあります。JR外房線「勝浦駅」から大喜多街道(国道297号線)に入り約6.4km位、国際武道大学の野球グランドの裏側にあります。立地的には非常に不利な条件ですが、勝浦市内で一番行列ができるお店です。あまりに人気があるため来店しても食べることができずに閉店を迎えるということもザラにあります。
<目次>
1.来店したらやること
2.麺類を全種類食べてみた
(1)上坦々麺
(2)もつ坦々麺
(3)シビ辛汁なし坦々麺
(4)冷し坦々麺
(5)とんとん麺
3.江さわのメニュー
4.勝浦タンタンメン船団公認の店一覧
5.江ざわの歴史
江ざわで確実に食べるコツ
1.遅くとも11:30までには来店する。
2.来店したらすぐに予約表に名前と電話番号を記入する。
できれば2人以上で来店してください。来店すると車の行列ができているので行列に並べて、もう一人は店内に入りすぐに名前を記入します。そうしないと後から来た人に抜かれてしまいます。
来店すると車の行列ができているので、店内に入り名前と携帯番号を記入してください。車は店員さんの指示に従って停めてください。
店舗前には人の行列ができているのでベンチに座って呼び出しがあるまで待ちます。時間帯にもよりますが1時間~2時間は待つことになるので、本か何か暇つぶしになるものを持っていくとよいでしょう。
店内はカウンター4席、テーブル12席、小上がり18席です。席は店員さんの指示に従ってください。
入口には江ざわ食堂五箇条が貼ってあります。
特に「四.麺はすするべからず」は重要。初めて江ざわで食べた時に五箇条を読まず、すすって食べたら激しく咳き込みました。
スープは真っ赤です
普通・中辛・大辛の3種類
底に旨みが沈んでいる
するるとむせます。紙エプロンは10円
挽肉と玉葱は穴空きレンゲで
麺類を全種類食べてみた
江ざわは勝浦市にあるので館山市から2時間位かかるのですが、2人で2回来店し麺類を全種類(※1)食べてみました。私は辛い物がちょっと苦手で、同行者は辛い物が好きなのでちょっと意見が分かれましたが勝手にランキングしてみました。
※1:焼肉丼やカレーライスなどのご飯物もあります
【私】
1.冷し坦々麺
2.もつ坦々orとんとん麺
3.上坦々麺
4.シビ辛汁なし坦々麺
【同行者】
1.冷し坦々麺
2.上坦々麺orシビ辛汁なし坦々麺orもつ坦々
3.とんとん麺
上坦々麺
辛さ:★★★☆☆
坦々麺は、並、上、中辛、大辛、チャーシューがあり下の画像は上坦々麺。スープの赤と白髪ネギのコントラストが綺麗でビジュアル的にもいい感じです。
並と上の違いは挽肉の量です。スープは真っ赤ですが、辛さはそれほどでもなく、辛いものが苦手な私でも大丈夫。タマネギの甘味と挽肉の旨みが溶け込んだスープです。
チャーシュー麺は味は上坦々麺と同じです。店員さんに確認したところ、上坦々麺にチャーシュー麺をいれたのがチャーシュー麺だそうです。
麺は意外に細く、挽肉とスープが絡みます。
スープの底には大量の挽肉とタマネギが沈んでいて、これがまたウマイのです!。
穴の空いたレンゲが付いているのでとても食べやすい。
もつ坦々
もつ坦々は冬季限定(毎年10月~)。モツはとろけるようにやわらかく、濃厚な旨みと甘味が凝縮され、モツ独特の臭みも全く感じません。
このラーメンは本当におすすめです。
シビ辛汁なし坦々麺
ビジュアルも完璧なシビ辛汁なし坦々麺は、1日限定20食。四川花椒が効いていて山椒好きにおすすめ。
冷し坦々麺
これは2人でシェアして食べましたが、『最高に美味い!』ということで意見が一致。つけ汁のベースは温かい坦々麺と同じと思われますが、つけ汁が冷たいので辛さはマイルドに感じます。
とんとん麺
江ざわ唯一の辛くないラーメン。スープは牛乳ベース。具は大量のコーン、炙りチャーシュー、メンマ、ナルト、わかめ。牛乳ベースのスープはコクがあるのにマイルド。あっさりした豚骨ラーメンのようですでコーンとの相性抜群。炙りチャーシューが美味過ぎです。
テイクアウト/通販
レジ前にはおみやげの坦々麺と自家製ラー油が販売されています。坦々麺は3食入りの生麺タイプで通販でも購入できます。
公式Webサイト/SNS
※臨時休業・新メニューなどは公式サイトでご確認ください。
【Facebook】江ざわ | Katsura-shi Chiba
【Instagram】元祖 勝浦式担々麺 江ざわ
メニュー
※メニューは2021年2月時点のものです。参考情報としてご覧ください。
※紙エプロン10円
麺類
■坦々麺
■上坦々麺
■坦々麺(中辛)
■坦々麺(大辛)
■チャーシュー坦々麺
■冷し坦々麺
■シビ辛汁なし坦々麺
辛さレベル:★★★★☆ 1日限定20食! 四川花椒使用
■とんとん麺
■チャーシュー麺
■タンメン
■ラーメン
ご飯物
- ■ライス(半/並/大)
- ■焼豚丼
- ■焼肉丼
- ■ミニ丼各種(カレー/豚キム/焼豚/焼肉)
- ■カレーライス(中辛/大辛)
単品料理
- ■メンマ
- ■ネギチャーシュー
- ■もつ煮(冬季限定)
- ■焼肉
- ■チャーシュー
テイクアウト(お土産)メニュー
江ざわの勝浦タンタンメンを食べてみたいけど、遠くて食べに行けないという方は楽天ショップで通信販売を行なっています。
店内
楽天ショップ(江ざわ)
麺類
- ■担々麺(具、スープ冷凍)
- ■チャーシュー担々麺(具、スープ冷凍)
- ■冷やし担々麺
- ■勝浦タンタンメン風味冷やし中華
御飯類
- ■焼肉丼
- ■チャーシュー丼
- ■カレーライス
おつまみ
- ■メンマ
- ■焼き肉
- ■チャーシュー
- ■ねぎチャーシュー
- ■もつ煮
勝浦タンタンメンの商標について
「勝浦タンタンメン」という名称は商標登録(第5703819号)されており無許可で使用することはできません。また似た名称(地名+タンタンメン)なども「地域ブランド監理監視機構」に通報とあります。
詳しくは熱血勝浦タンタンメン船団(「勝浦タンタンメン」は地域団体商標です)をご覧ください。
勝浦タンタンメン船団公認の店一覧
江ざわの歴史
開業は昭和29年(1954年)なので今年(2021年)で創業67年を迎えます。当初、勝浦港近くの大衆食堂としてスタート。店名の「江ざわ」は初代店主の江澤勉さんにちなんで命名されたものです。
途中何回か移店を繰り返し、二代目の江澤文彦さん、三代目の江澤正紀さんと三代に亘って続く老舗ラーメン店です。
現在の店は2013年11月に移転したもので、以前は鴨川市の北風原(ならいはら)にあり、元のお店は現在、大衆食堂の舫(もやい)
となっています。
勝浦市のご当地ラーメンとして名高い「勝浦タンタンメン」は初代店主「江澤勉」が考案したことから「江ざわ」は元祖坦々麺と呼ばれています。店主は本場中国で食べた辛いタンタンメンに感激し、自分で作ろうと試行錯誤しましたそうですが、芝麻醤が手に入らず自家製ラー油に玉ネギの甘味を活かした独自の味を考案。海女さんや漁師の冷えた体を温めるラーメンとして人気を博し、次第に勝浦市に広がって行きました。
2015年には青森県十和田市で開かれた第10回B-1グランプリで「熱血!!勝浦タンタンメン船団」がゴールドグランプリを受賞し勝浦タンタンメンの人気は不動のものとなりました。
タンタン麺を漢字で書くと通常は「担々麺」となりますが、江ざわの暖簾にあるのは「坦々麺」となっています。これは間違いなのでしょうか?。
これは間違いではなく、敢えて土偏の「坦」の文字にしたと江ざわのFaceBookで読みました。今FaceBookを全部読み返してみましたが理由は見つけられませんでした。
確か地域に根付くように土偏にしたと書いてあったように思いますが、確かではありません。
詳細情報
名称
住所
お問い合わせ先
※スマートフォンの方は電話番号をタップで直接電話できますので、営業時間や定休日をご確認下さい。
また掲載されている情報はこの記事を掲載した当時の情報ですので、古い場合がございます。
お問い合わせの際は「『房総タウン』を見た」とお伝えください。
定休日
※臨時休業あり
営業時間
土日 11:30~15:30
駐車場
座席数
テーブル
小上がり 18席
アクセス
勝浦駅⇒大喜多街道(国道297号)⇒武道大学野球場入口交差点を右折して約500m