

2019年の台風15号の被害により閉店しました
新し屋(あたらしや)館山市船形の鮮魚/活魚店
館山市船形の新し屋は私が子供の頃からあったので少なくとも50年以上は営業していることになります。今から50年位の船形は銭湯が2件ありお店も多かったのですが、現在はだいぶ寂しくなってしまいました。
店内を覗くと鮮魚を中心に活魚、活貝、刺身、乾物などが販売されています。
春先は海が荒れて漁が少ないことがあり、今日は魚がいつもより少ないです。
鮮魚/活魚コーナー
左の赤い魚はブダイ(舞鯛)でベラの仲間。体長は45cm位になり房州の家庭ではおなじみの魚。成長すると多くの固体は雄に性転換して青くなる(青ブダイ)面白い魚です。
またこの魚は雑食性でほうれん草やひじきで釣ることもあります。
右側はゴマサバ。一口にサバと言ってもサバには数種類あります。房総で水揚げされるのはマサバとゴマサバが中心となります。下の写真のサバは体の中心部分に斑点模様があるのでゴマサバ。
ゴマサバはマサバに比べて脂が少なく一年を通じて味があまり変わりません。一般的にはマサバの方がおいしいとされていますが、マサバの味が落ちる夏が旬とされています。
一方のマサバは10月頃から脂がのり(秋サバ)12月~2月頃(寒サバ)に最も脂がのっておいしくなります。
アジ、キンメ、イサキ、カワハギ。カワハギは30cm位の大物です。
右の魚はコノシロ。寿司ネタでお馴染みのコハダで成長するに従って名前が変わる出世魚です。
シンコ(5~8cm)⇒コハダ(8~10cm)⇒ナカズミ(11~15cm)⇒コノシロ(16cm以上)
この魚は成長するに従って値段が下がる珍しい魚です。一番小さいシンコの初物は1kgで数万円の値がつく超高級魚ですが、コノシロクラスになるとアジやイワシなどの大衆魚より安くなってしまいます。
今日の活魚はヒラメとフグ。
干物は自家製の天日干し。スルメイカ、アジ、サバ、キンメの干物です。
房州名物「くじらのタレ」
今日の活貝はバイ、あさり。時期によってサザエ、アワビ、ハマグリなどもさります。
ヒイラギは15cm位の小魚で房州ではギラと呼びます。小さいけれど味の良い魚で干したものを炙って食べたり、煮干のようにダシにしたりします。
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