南房総市山下のみかん狩り
のどかな里山と田園風景の南房総市山下地区は、古くからみかん栽培が盛んで「山下のみかん狩り」は晩秋の風物詩となっています。
平久里川と金比羅山の間の南斜面は、冷たい北風が遮られるのでみかん栽培に適しています。
道の駅三芳村鄙の里前の県道88号線を北へ約900m。安房グリーンラインを右折して平久里川を渡ると「山下のみかん狩り」の看板があります。
山下地区には、みかん農家が数件あります。今日は「三平まさのぶ農園」におじゃましました。
駐車場は広く観光バスも数台停まっています。
受付はこの建物です。愛犬のまみちゃんはオットリした性格で吠えたりしません。
この木の樹齢は80年位で幹の周囲は50cm位しかありません。みかんは成長が遅い木なんだそうです。
剪定をせずに放置すると木が高くなってしまうので年に数回剪定します。
みかんはなるべく黄色が強いものが甘く、緑が混ざっているものはまだ早いそうです。
一つ頂いてみました。見た目はスーパーで売っているみかんと変わりありませんが、とっても甘いです。
ただ甘いのではなく、適度な酸味もあり味が濃いのが三芳のみかんの特徴だそうです。
緩やかな南斜面が、みかんの栽培に向いているのでしょうか?
三平農園の三平勝敍さんにお話しを伺いました。
三芳のみかん栽培の歴史は古く100年位前のようです。ここの農園も私で三代目です。
昔は年が明けてから収穫していますたが、近年の温暖化の影響か、年末には収穫を終えるようになりました。
種類によって実の成る時期が違うので数種類植えています。
・早世(10月位):日南、興津、宮川
・中生(11月位):久能、藤中、大津4号
・青島(12月位):青島
収穫が終わると「お礼肥」と言って肥料をあげます。多くあげれば甘くなる訳ではありません。最近の雨は酸性なので石灰を一緒にあげないと肥料の吸収が悪くなります。少し高価ですが、この農園では効き目が穏やかな有機石灰を使っています。
木の芽が出来る前には剪定して木が大きくならないようにします。
山下のみかん狩り
【住所】〒294-0816 千葉県南房総市山下
【時期】10月中旬~12月下旬(12月29日まで)
【定休日】期間中は無休
【お問い合わせ】スマホの場合はここから直接電話できます
道の駅 三芳村鄙の里 0470-36-4116
三芳まさのぶ農園 0470-36-2209
植松農園 0470-36-2819
三平隆之農園 0470-36-2488
佐久間農園 0470-36-2203
原田農園 0470-36-3272
小宮農園 0470-36-2204
<山下のみかん狩りアクセス>
道の駅 三芳村 鄙の里(南房総市川田82−2)より車で5分