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ハクダイ食品のくじら 【南房総家族時間】

クジラのタレを干す様子

ハクダイ食品 南房総市のくじら専門店

 
捕鯨で有名な南房総市にある「ハクダイ食品」は昭和3年創業の老舗です。くじらのたれを中心にくじら加工品を豊富に取り揃えています。
 
今回はハクダイ食品代表の大川浩司さんに、鯨について話を伺いました。
 
大川浩司社長とクジラのたれ
 

日本の捕鯨

 
日本の捕鯨基地は、北海道の網走・宮城県石巻市・和歌山県太地町そして千葉県南房総市和田町の4か所のみだそうです。
南房総市では6月~9月(年により変動)に年間26頭が和田漁港に水揚げされます。 和田漁港くじらの解体の様子 
 
今では貴重品となってしまった鯨ですが、40年以上前、早朝にくじら売りの声で目を覚まし、毎日のように鯨を食べていたのが懐かしく思われます。
その頃は、特別美味しいものだとは思っていませんでしたが、今では酒の肴に無くてはならないものと思うようになりました。
 

鯨の種類

 
鯨は大きく分けると「歯鯨」「髭鯨」に分けられるそうです。
「髭鯨」はシロナガスクジラ、ナガスクジラ、イワシクジラなど14種類あり、刺身に向いているそうです。
「歯鯨」はツチクジラ、マッコウクジラ、シャチ、イルカなど約70種類あり、くじらのたれはツチクジラを使います。
刺身でも食べられるそうですが、血が多く皿が汚れるため、火を通す料理に向いているそうです。
 
房総でイルカを販売しているのは見たことがありませんが、伊豆ではおみやげ屋で普通に販売されています。
 

くじらのたれ

 
房州の郷土食「くじらのたれ」は、くじら肉を調味液に漬けて天日干ししたもので、夏場に獲ったつち鯨を保存するために考えられたものです。
簡単に言えばビーフジャーキーのくじら版です。
ハクダイ食品の調味液は塩ベースと醤油ベースの2種類があるそうです。
本来は硬めに干したものを焼いて食べるのですが、最近はそのまま食べられるものやソフトタイプが人気だそうです。
 
クジラ肉を網に並べる様子クジラ肉の天日干し

ギラの干物

 
本名はヒイラギ。房州ではギラと呼ばれています。体長は最大で15cm位の小さな魚ですが、上品な白身で非常に味が良く、高知県では「にろぎ」と呼ばれ人気がある魚です。
写真はギラの丸干しで、このまま炙って食べるそうです。煮干しなどのように出汁としても使えそうです。
 
ギラの干物
 

鯨の加工品

 
鯨はほとんど捨てる所が無いと言われていて、様々な部位が販売されています。
くじら加工品
 
◎鯨ベーコン  くじらの畝須(うねす)や皮須(かわす)を塩漬けにしてから燻製にしたものです。 畝須(うねす)は
        下アゴから腹部にかけての部位で脂のりがよく、くじらベーコンの高級品です。
◎鯨の尾肉   尻尾の付根の霜降りが入った部位。刺身用のくじら肉の最高級品です。
◎塩鯨     鯨を一ヶ月かけて熟成塩蔵したもの。塩分が強いので塩抜きをしてから調理します。
◎さらし鯨   鯨の尾羽を薄く切り、熱湯をかけて脂肪を抜き、冷水にさらしたものです。からし酢味噌で食べることが多いです。  
◎さえずり   鯨の舌の部分。
◎百ヒロ    鯨の腸の部分。
◎コロ     鯨の皮を油で揚げたもの。関西ではおでんに欠かせないものとされているようです。   
 
鯨の尾肉、塩鯨、さえずりの画像
 
くじらのたれの画像
 
くじらの大和煮の缶詰、クジラハムギラ、鯵の開き

 
左下は常温で保存可能な食品コーナーです。くじらのハムや缶詰が数種類あります。
冷凍コーナーくじらコロッケ

 

くじらカフェ

 
店内はくじらカフェコーナーがあります。
 
くじらカフェ
 
窓の外はオープンカフェとなっていて海が一望できます。
 
オープンカフェから海を望む
 
左はくじらコロッケ右がえびコロッケ。揚げたてなので美味しいです。
 
くじらコロッケとえびコロッケの画像
 


 

ハクダイ食品

 
【住所】 〒295-0003 千葉県南房総市千倉町白子1539
【電話】 0470-44-3608
【FAX】0470-44-4880
【定休日】なし
【営業時間】9:00~17:00
【駐車場】あり
【ホームページ】 ハクダイ食品