
まほろ
鴨川市松尾寺の「まほろ」は、私の中では「人に教えたくない店」の筆頭に挙げられます。しかし、私が紹介しないとしてもSNSなど拡散されるはずなので、紹介することにしました。
オープンは2026年3月5日(木)。何の予備知識を持たずに社員と2人で食べに行ってみました。
食べ終わって料理の味や価格に対する満足感で一杯になりました。一体どうなっているんだろう?
色々と疑問が沸き、日を改めてカフェタイムにお話しをうかがいに行ってみました。
開業の経緯や方針について、私には正確に伝えることは難しいので、最後に少しだけ書くことにします。
私が「まほろ」を強く推す理由は以下の通りです。
店舗は典型的な田園里山の中にあります。とても分かりづらい秘境にあるので、遠方から来店するかたは、事前に下調べが必要です。
行き方は数通りありますが、一番分かり易い長狭街道(千葉県道34号線)から説明します。
館山自動車道路の「保田IC」から長狭街道に入ります。
長狭街道からおおよそ20分ほど走ると左側に「さかげんホール」という酒屋&定食店が見えてくるので、橋の手前を右折します。(左下の写真)
ここからしばらく農道が続きます。まっすぐな道で寂しいですが、そのまま走ります。
農道を700mほど進みます。
右側に下の写真の店舗が見えてきます。数件民家がありますが、無垢材の建物が店舗です。

この建物が店舗です。車は店舗前の駐車場に停められます。

店内はテーブル3卓(10名)、カウンター7席。
ランチタイムは1日3組限定の予約制なのでちょうど良い広さです。なお、カフェタイム(15:00~)は予約なしで入店できます。
大きな窓から里山と棚田が一望できます。庭は店主が育てた野菜、ハーブ、果実が植えられています。

本日のメニュー
メニューは旬の食材に合わせて変わります。本日のメニューは、前菜7種、スープ、メイン3種、〆のすまし汁と玄米むすび、そしてデザートは杏仁豆腐ブルーベリーソースいちごのせの全14種類。これで税込み3,000円! (5月末まで)

メニューは時期に合わせて変わるので、1品1品の詳しい説明は書きませんが、全体として優しい味付けとなっていてソースは控えめながら主役の味を引き立てる名脇役となっています。
前菜
前菜は2段重ねとなっています。

「卯の花スパイス」はほのかにハーブとスパイスが洋を感じます。
「レンコンボール」は何で作られているのか?モチモチした食感です。

左から「採りたてワカメのヌタ」、「フルーツトマトのマリネ(中央上)」、「ブルスケッタヨーグルトチーズのつくしのせ(中央下)」、「自家製長ネギ入りのダシ巻き卵(右上)」、「生麩のごぼう味噌(右下)」。
飲食店でつくしを見かけたのは初めてです。子どものころ、4月ごろに摘みにいった懐かしい味。ヨーグルトチーズとの組み合わせが斬新。
「生麩のごぼう味噌」は、ごぼうと胡麻、控えめな味噌の風味が絶品。また、生麩のプルプル食感も効いています。

スープ
春を感じる優しい味わい。

メイン
鴨川産鯛のグリル、猪ベーコンとソーセージ、季節野菜のグリル。
3つの料理にそれぞれのソースが添えられていて、このソースは感動の味。
どのソースも控え目だけれど、主役の食材の味を際立たせています。
私には説明が難しいので、実際に味わってみてください。きっと満足されるに違いありません。

〆の玄米むすび
玄米むすびは焼き魚とネギ味噌のどちらかを選べるようになっています。玄米は香ばしく、玄米の美味さを再認識させられた一品です。
すまし汁
裏庭の朝堀りのタケノコと焼き餅の組み合わせ。タケノコと餅の甘味を感じられる味わいとなっています。

デザート
今日のデザートは、杏仁豆腐ブルーベリーソースいちごのせ。

YouTube
オーナーの経歴について
料理を食べ進めるほどに満足度が高まっていくので、後日カフェタイムに再訪問してマスターにお話しをうかがいました。
このお店はマスターとシェフ(女性)のお二人で切り盛りされています。私は来店した際シェフは散歩中で、1.5km先の「みんなみの里」まで食材を見に行ったそう。まず、徒歩で仕入れ=散歩というのが”普通”ではありません。
マスターは数々の有名番組の元プロデューサーです。退職が近くなり、鴨川市の農業体験を契機に農業に目覚めたといいます。元々世界各国を巡り食べ歩きが好きだったそうです。
もう一方のシェフは調理歴43年、北鎌倉の人気マクロビ料理店の料理長を27年勤められた経歴をお持ちです。
お二人は小学校の同級生で、 2024年の同窓会で50年ぶりに再会。マスターは日本の食料危機を感じ、野菜や米を作って鴨川と東京の2地域居住をしていたといい、マスターがシェフの調理に対する姿勢に感服してシェフを口説いて、鴨川のこの地で開業することに決めたそう。これはまさにドラマのような展開です。
マスターは世界各国、日本全国の美味しいものを知っているので、シェフの腕を信頼していたということになります。
まほろの料理は非常に手が込んでいて品数も多いのに他では真似のできない価格設定となっています。
当初マスターは「もう少し値段を上げたら」と提案されたそうですが、シェフは「遠くから来てくださるお客様に喜んでいただきたい」という希望でこの価格設定になったそうです。
ある程度は自家菜園、従業員なし、完全予約制などの経営努力をしたとしてもあり得ない価格設定です。
シェフの調理の技術からすれば、倍の値段にしても不満は起きないはずです。
マスターによると「調理は体力を削られるはずなのに、ずっと調理をしていても疲れないみたいだ。調理はAIにできないとも言っていました。」
私が思うに、人間は好きな事に没頭していると疲れを感じることは少ないはず。シェフは真に調理が好きなのではないでしょうか?
これはある意味無敵の状態といえます。
公式Webサイト/SNS
※最新メニューや臨時休業の確認、お店のフォローは下記より。
【Instagram】まほろ (@mahoro_kamogawa)
【外部サイト】『ガイアの夜明け』『サンデーモーニング』を手がけた元テレビプロデューサーが開いた「3000円・14品」の里山レストランが、いま静かに話題を集めている
詳細情報
名称
住所
お問い合わせ先
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定休日
営業時間
カフェ:15:00~18:00
ランチは1日3組限定の完全予約制
カフェは予約不要
駐車場
座席数
テーブル 10席
アクセス
備考
・店内禁煙


