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やんごめくいくい とは?

やんごめくいくいの風景

やんごめくいくい

 
日本各地で、お盆になると初日に「迎え火」最終日に「送り火」をする風習が残っていて、安房地方では、これを「やんごめくいくい」と呼んでいます。
 
私は子どもの頃からやんごめくいくいが大好きだったので、やんごめくいくいについて調べてみました。
 
やんごめくいくいについて色々な書籍やインターネットで調べてみましたが、起源や行われている地域は分かりませんでした。また、地域の学芸員さんにも聞いてみましたが、やっぱり詳しいことはわかりませんでした。
 

みそはぎの花

 
やんごめくいくいに欠かせないのがみそはぎの花です。左下の写真は鴨川のお寺で撮影したものです。このように綺麗なピンク色の花です。
ミソハギは、ミソハギ科・ミソハギ属の多年草。別名、「盆花」や「精霊花」と呼ばれ日本各地でお盆になると使われています。ただ、「やんごめくいくい」という呼び方はインターネットで検索しても、ほとんど見られないので、安房地方独特の呼び方のようです。
みそはぎの花みそはぎの花のアップ

 

やんごめくいくいセット

 
「みそはぎの花」、「焼いた米」、「コップに水」、「藁」を揃えます。このセットはおどやなどのスーパーでも販売されています。
 
また、「やんごめ」(焼き米)というおにぎりを作ってお供えしてから食べる家庭もあるようです。
「やんごめ」については知らなかったので、実際に作って食べてみました。
 
やんごめの作り方
 
やんごめくいくいのセット
 
焼き米とミソハギ藁

 

やんごめくいくいのやり方

 
やんごめくいくいについて色々な人に聞いてみましたが、それぞれ微妙に違っているので、私の子供の頃の記憶を辿ってみます。
恐らく詳しい文献などが残っていないので、各家庭や地域で伝言ゲームのように伝わり、各家庭で微妙に違ってしまったのだと思われます。
 
まず、お盆が近づくと仏壇に西瓜、梨、桃などの果物(これを水菓子と呼んでいた)をお供えします。また、ナスやキュウリに割りばしで足を付け、ご先祖様の乗り物を作り提灯を飾ります。
 
8月13日(お盆の初日)の夕方にやんごめくいくいセットを持って庭に出ます。
藁に火をつける
 
最初に藁に火をつけて「やんごめくいくい、水飲み飲み、この灯りでごらっしゃい」と唱えながら、焼き米を火の中に投げ入れ、みそはぎを水に付けで火に振りかけ、これを数回繰り返します。
 
お盆の最終日には同じように「やんごめくいくい、水飲み飲み、この灯りで帰らっしゃい」と唱えます。
 
この時の言葉は地域や家庭でそれぞれ異なり微妙に節のようなものがついています。
焼き米を投げ入れ、みそはぎで水をかける
 
火が消えたら線香を立てます。
線香を立てる
 
提灯を持って墓へ行き、線香と提灯を供えて、ご先祖様を迎え入れます。
 
これは大半の家庭が家族全員で行います。今回撮影をお願いした家では3世代で行っており、ネコまでが参加していました。
やんごめくいくい
 を見守る猫提灯を持って墓に行く

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