マルゴ鮮魚店
鴨川市太海浜のマルゴ鮮魚店は太海駅前の鮮魚店。鮮魚の他にも活けのアワビ・サザエ・イセエビ、干物、海産物の加工品などが販売されています。
鮮魚コーナー
お店の一番手前が鮮魚コーナー。今日は昼過ぎに来たため種類は少なかったです。
左の箱はタイ、真ん中の箱はカイワリとホウボウ、右の箱はイサキ。
タイ(鯛)
日本で名前にタイがつく魚は300種類以上あります。その中でタイ科の魚はマダイ属、チダイ属、クロダイ属・・・など十数種類のみです。それでは、一番左の箱に入っている魚は何鯛なのでしょうか?
見た目はマダイにそっくりです。しかし、これはチダイという魚で、関東地方の釣り人はハナダイと呼びます。マダイとの違う点は、チダイはエラの部分が血の滲んだように赤くなっています。また、マダイは尾びれの先端が黒くなっているので簡単に見分けることができます。市場ではマダイの方が高値で取引されますが、味にそれほど違いはありません。少なくとも私には全然違いが分かりません。
カイワリ(貝割)
真ん中の箱の銀色で平べったい魚がカイワリ。アジの仲間で40cm位にしかなりませんが、超高級魚のシマアジに匹敵すると言われるほど美味しい魚です。しかし、魚屋であまり売っていないので私は食べたことがありません。
イサキ(伊佐木)
釣りでおなじみの魚です。初夏が旬で刺身や塩焼きして美味しい魚です。
ホウボウ(竹麦魚、方々)
大きな胸鰭に鮮やかなブルーの模様があります。胸鰭に脚のようなものがあり、海底を歩く面白い魚。白身でとても味の良い魚です。この魚はキス釣りの外道としてたまに針に掛かります。この魚をクーラーに入れると「ボーボー」と鳴くのでとても辛いのです。結局は食欲に負けてゲットしてしまいます。
トビウオ(飛魚)
大きなヒレを使って海面の上を鳥のように飛ぶ魚。100m位は普通に飛ぶことができ、大型であれば500m以上飛ぶものもあるようです。これも白身の美味しい魚で、房総ではナメロウの材料として利用されます。
トビウオを干したアゴダシは上品な高級ダシとして人気があります。南房総市市部の森のてーぶるでアゴダシラーメンを食べたことがありますが、このラーメンはおすすめです。
海藻コーナー
わかめ、房州ひじき、のげのりなどが販売されています。
のげのり
袋布海苔(フクロフノリ)、房州ではフノリ、マツノリなどとも呼ばれ、最近は健康食材としても注目されています。長く煮込むと溶けて糊のようになるので昔は洗濯糊の材料としても使われていました。
のげのりは味噌汁や天ぷら、酢の物などが一般的な食べ方です。購入して味噌汁にしてみました。長く煮込むと溶けてしまうので短時間で調理します。柔らかで少し粘りがあり磯の香りがイイです。
のげのりは1年目のものはシャキシャキ感があり、2年目のものは柔らかく粘りがあるそうで、味噌汁にしたものは2年目のもののようです。
この話は南房総市のお食事喫茶 ことぶきの女将さんに聞いた話で、ことぶきでは「マツノリラーメン」を提供しています。ちなみに、ことぶきのマツノリラーメンは1年目のもので、シャキシャキ感がありました。
活貝・活伊勢海老コーナー
貝類はすべて活です。アワビの最高級品である黒アワビ、房州産サザエ、アサリなどが水槽に入っています。伊勢海老は禁漁期間なので販売されていませんでした。
干物コーナー
サバ、アジ、カマス、スルメイカなどの干物とサバの生利節、サバのスーモークがあります。ところで下段右の「シズ」って何なのでしょうか?
調べてみると「エボダイ」のようです。この魚は脂がのっているけどしつこくなく私の大好物の魚です。
生くじら肉
南房総市の和田漁港は日本に5ヵ所しかない捕鯨基地の一つです。くじらは刺身、ステーキ、竜田揚げ、クジラのタレなど色々な料理法があります。
アワビの身と肝で作った塩辛。アワビを使っているので価格はそれなりですが、これは超ウマイです!
詳細情報
名称
住所
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