愛宕神社(あたごじんじゃ)
館山市稲の愛宕神社は九重駅南側の丘の中腹に鎮座する神社です。参道は目立たない場所にあり駐車場もありません。
※参考文献:館山市史
【祭神】祭神は全国の愛宕神社で祀られている軻遇突智命(かぐつちのみこと)。伊邪那岐命(いざなぎのみこと)と伊邪那美命(いざなみのみこと)の間に生まれた子で火防せの神です。
【祭礼】館山市史には1月24日御歩射とありますが、昭和56年発行の古い本なので、現在も行われているかどうかは分かりません。
館山市稲は貴船神社とこの愛宕神社の2社があり、どちらも屋台や神輿が出る祭りは行われていないようです。
【御朱印】不明 代表は鶴谷八幡宮、館山神社などを兼務
鳥居
鳥居は明神鳥居。平成二十三年五月建立。
拝殿
石段を上ると境内があり、境内には1対の常夜灯、拝殿と数基の石祠があります。拝殿は質素な造りで彫刻などはありません。
常夜灯
平成十六年十一月奉納
手水石
手水石には奉獻(ほうけん)と刻まれています。現代では「奉献」と書き神様などに物をたてまつること。苔と風化により年代は読み取れません。
拝殿左側の石祠。文字などは刻まれていません。
これは古い常夜灯です。常夜灯の裏には洞穴があり、その中にも石祠が祀ってあります。
本殿と拝殿
境内から参道を撮影
御神木のもみじの大木。各市町村のもみじの天然記念物と比較してみると、このもみじも樹齢は200年以上は経ていると思われます。