里見氏城跡岡本城跡(さとみししろあとおかもとじょうあと)
<案内板より>
国指定史跡(平成24年1月24日)の「里見氏城跡岡本城跡」は、戦国時代の大名「里見義弘」が、小田原の北条氏に対する海防の要地にするため、時の城主であった岡本隨縁斉から譲り受けて修築し、元亀三年(1572年)に完成させた城である。
義弘は城主として子の義頼を住まわせた。城の山腹はすべて削りあげて絶壁にし、廓や堀切が作られている。
山腹の要塞と呼ぶ所は、城主の館の跡で、東方の聖山は、天正七年(1579年)に起きた里見一族内紛の時、義頼の弟・淳泰(梅王丸)が幽閉された所である。聖山の北東山頂付近には、岩盤を掘り込んだ水堀・桝ヶ丘池があり、どんな干天にも涸れることはなかったという。
南房総市教育委員会
城は東西に600m、南北に300mにおよび房総地域の城としては規模が大きく複雑な構造となっています。
千葉県ホームページ里見氏城跡岡本城跡
岡本城址の入口は国道127号の案内板から120m位です。ここから先は車を停めるスペースが無いので車は海岸に停めてください。
トンネルの手前右側の階段が入口です。本丸までの道のりはコンクリーで舗装されていますが、急坂で落葉が多く滑りやすいのでサンダルは危険です。
途中は枇杷畑とマテバシイの林となっていて房州の山らしい景色が続きます。
本丸跡
坂道を上りきると本丸跡が見えてきます。本丸跡にはベンチを除いては何もありません。
岡本城址の石碑
本丸跡の西側には岡本城址の石碑があり、石碑の手前には小さな石祠が数個ありますが、文字は読み取れません。
岡本城址の石碑裏の坂道を上って行くと一段高くなった岩があります。この岩の上に立つと富浦湾が一望できます。
手前の港が富浦(旧)港、奥の岬が大房岬です。
石碑から100m位進んだ、この地点が終点です。ここから本丸に戻りさらに東側に進むと桝ヶ丘池があります。
【所在地】〒299-2402 千葉県南房総市富浦町豊岡1-1
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【お問い合わせ】スマホの場合はここから直接電話できます⇒043-223-4082
教育庁 教育振興部文化財課指定文化財班
【駐車場】付近に駐車場はありません。車は海岸に停めてください。
<岡本城址アクセスマップ>