鴨川市の猪・鹿料理
房総では近年、イノシシ・シカ・サル・キョンなどの野生動物が爆発的に増え、農作物への被害が深刻な状況となっています。
このような背景から最近ではジビエ(野生の鳥獣の食肉)料理が注目を集めるようになってきました。
南房総地域は千葉県の中でも特に被害が大きいため、この周辺でジビエ料理店を探していました。しかし、ジビエを提供するお店は非常に少なく知人から噂を聞きやっと見つけたのがこのお店です。
店名の「またぎ」とは鉄砲を生業とする猟師のことで、こちらの店主も本物の猟師さんです。
料理は「お任せコース」のみで完全予約制です。
料金は3,000円から。品数と量が非常に多いと聞いていたのですが、想像以上の量で食べきれずに半分位お持ち帰りしました。
<本日のコース料理 3,000円>
1.猪肉のすき焼き
2.猪肉の角煮
3.鹿肉の竜田揚げ(ライム添え)
4.戻りガツオのお刺身
5.四万十川のアユの炭火焼き
6.オオモミタケの天ぷらと川エビと葱のかき揚げ(抹茶塩)
7.カジキマグロの揚げ煮
8.〆アジ
8.甘栗の渋皮煮
9.南房総市産 枝豆の塩茹で
10.自家製タクアン
<前菜>
・メカジキの揚げ煮:メカジキはサッパリしているため油で揚げてから甘辛く煮てあります。
・猪肉の角煮:猪肉を柔らかく煮てあります。脂身が美味しい。
・栗の渋皮煮:旬の栗を渋皮ごと洋酒と少量の砂糖でじっくりと煮てあります。
・南房総産枝豆の塩茹で:粒が大きく甘みが強い
<猪肉のすき焼き>
豚肉とは違う臭いがありますが、すき焼きなので美味しく食べられます。牛肉、豚肉、羊肉でもそれぞれ特有の臭いがあったりするので、要は慣れの問題だと思います。
以前、ワインに漬けた猪肉を貰い生姜焼きにしてみたのですが、豚肉と見分けがつきませんでした。
<猪肉の角煮>
<鹿肉の竜田揚げ>
鹿肉は高タンパク低脂肪で食感は馬肉に似ています。
この竜田揚げは柔らかくとても美味しいです。
<オオモミタケの天ぷらと川エビと葱のかき揚げ>
「大もみ茸」は超大型のキノコで傘の大きさが35cm~40cm以上になります。なかなかお目にかかれないキノコだそうで、お店では売っていません。
もみの木の近くに発生するので、この名になったそうです。食感はアワビに似ているとされ、実際に食べてみるとやはりアワビに似ています。
川エビは、店舗の下を流れる川の上流で店主が捕った川エビだそうです。
<戻り鰹の刺身>
たっぷりと脂の乗った新鮮な戻りガツオ。厚切りの刺身はモチモチの食感。ニンニクとショウガで頂きます。
<四万十川のアユの塩焼き>
日本三大清流の一つ高知県「四万十川」から取り寄せたアユ。2時間半かけて炭火で焼いてあり、内蔵も美味しいです。
<メカジキの揚げ煮と酢〆のアジ>
店舗は国道128号線から清澄養老ライン(県道81号線)に入り1.5km位(車で約4分)です。
JR外房線「安房天津駅」から約1500m、徒歩約25分です。
※狩人料理マタギの食肉はすべて千葉県の放射能検査に適合したものを使用しています。
千葉県ホームページイノシシ肉の放射性物質検査結果
詳細情報
名称
住所
お問い合わせ先
※スマートフォンの方は電話番号をタップで直接電話できますので、営業時間や定休日をご確認下さい。
また掲載されている情報はこの記事を掲載した当時の情報ですので、古い場合がございます。
お問い合わせの際は「『房総タウン』を見た」とお伝えください。