海南刀切神社(かいなんなたぎりじんじゃ)
祭神:刀切大神(なたぎりのおおかみ)
房総フラワーライン(県道257号)を挟んで鉈切神社が二つあります。
元は山側の「船越鉈切神社」を上の宮、海側の「海南刀切神社」を下の宮といい一つの神社とされていました。
毎年7月14日・15日に2つの神社で奉納される「かっこ舞い」は雨乞いの儀式です。
花笠をかぶった少女が笛に合わせて鳴らすササラは雨の音を表します。
昔は東伝寺から行列をつくって踊りを奉納していました。
この「かっこ舞い」は館山市無形文化財に指定されています。
海南刀切神社の本殿は高さ10mの二つに割れた巨大な岩の前に建てられています。
力石と手水石
力石は江戸時代に流行った力比べ用の石です。神社やお寺に奉納されているのをよく見かけます。
手水石は文化9年(1812年)に奉納されてものです。
天保10年(1839年)石工田原長左衛門が江戸京橋の彫工兼吉と共に彫ったものです。
拝殿向拝の彫刻は後藤庄三郎忠明一門によるもので明治16年頃の作品です。
天の岩戸伝説の彫刻
ヤマタノオロチ伝説の彫刻
神社裏にある巨岩は真二つに割れています。これは神様が浜から上陸したときに手斧で切り開いたという伝説が残されています。
拝殿右の稲荷神社
【住所】〒294-0305 千葉県館山市見物787-4 海南刀切神社
【駐車場】なし
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