

ところてん小屋 青木(ところてんごや あおき)
鴨川市江見の「ところてん小屋 青木」は、全国でも珍しいところてん専門店。
天草を煮だして作る”無添加の本物のところてん”が評判のお店です。
このお店は元々この場所で営業していましたが、台風で被災して2024年4月2日に君津市の笹川湖畔に移転。その後2024年12月に元の場所に復帰しました。
左下の写真が元々の店舗で右下が現在の店舗。看板は破損してしまいましたが、内部に影響はなく2025年現在、元気に営業しています。
※店主は倒木の下敷きになり全身麻痺からリハビリで歩けるようになり7カ月かかって復帰されたそうです。ご高齢にもかかわらず、この精神力には本当に敬服します。




店舗は道の駅鴨川オーシャンパークの奥です。道の駅の駐車場に車を停め、水色のタイルの建物に『突きたて、うまい、専門店』『海の恵み、鴨川名物 美味しい・天然・作りたて、ペットOK』の案内板があります。この看板に従い海側に降り左側が店舗です。
コンパクトなログハウスは温かみがあり、ところてんの味を引き立てます。外のオープンスペースからは海が眺められます。
店内のミニギャラリー「里音(さとね)」には、鴨川市天面に移住したイラストレーター坂下善憲さんの絵画が展示されています。
ところてんは「てん突き」と呼ばれる器具を使って細長い形状に切り出されます。
こちらの「てん突き」は枠の大きさや網目の太さを指定したこだわりの特注品です。
看板通り『突きたて、出来たて』を味わえます。
ところてん青木の天草は地元産。洗浄と天日干しの作業を数回繰り返すと下の画像の右側のように白くなります。
この白くなった天草をすぐに使う訳ではなく、冷暗所で1年程度寝かせるそうで大変な手間と時間がかかります。
原料となる天草を約1時間弱火で煮出すと液状になり、これを冷して固めたものがところてん。ところてんを戸外で凍結乾燥したものが寒天です。
以前は天草をご自身で採っていたそうですが、現在は他の方にお願いしているそうです。
100%天然のところてんはのどごしがよく適度なコシがあってモノが違います。シャキシャキとした歯応え。また、ほのかに海藻の香りがします。
私は子供の頃から手作りのところてんを食べ慣れていたので本物のところてんの味を知っています。はじめて工場で作った寒天を食べたときに食感の違いに驚きました。
タレの酢醤油も自家製。このタレの酢はまろやかで全部飲んでも咽たりしません。
ところてんは酢醤油と黒蜜の2種類。テイクアウトもできます。
メニュー
※価格・メニューは2025年2月時点のものです。参考情報としてご覧ください。
詳細情報
名称
住所
定休日
営業時間
駐車場
座席数
他に海が見えるオープンスペースあり。