ところてん青木【一突入魂!ところてんと海鮮丼】

2024年08月24日

ところてん青木

君津市笹の「ところてん青木」は、山の中の手作りところてん&海鮮丼のお店です。
このお店は鴨川市江見の道の駅鴨川オーシャンパークの裏で「ところてん小屋青木」として営業していました。ところが、台風で被災してしまい現在の地へ移転したそうです。
 

【以前の鴨川市の店舗】

以前の店舗
オープンは2024年4月2日。隣のボンヤスキーカレーは4月8日オープンなので、ほぼ同時期にオープンしたことになります。
 
店舗は笹川湖畔。元「ラーメン喜楽」の建物をリニューアルしたものです。
車は店舗前の駐車場に停められます。

【現在の君津市の店舗】

ところてん青木の現在の店舗
店内はテーブル22席です。
ところてん青木の店内
注文は、ところてんコーナーと海鮮丼コーナーと別々になっています。
ところてんは正面の「ところてん道場」(下の写真)、海鮮丼は左側です。
ところてんの注文コーナー
ところてんの原料は天草(てんぐさ)やオゴノリなどの紅藻類です。一口に天草と言っても数種類あり、テングサ、トコロテングサ、ココロテングサなどがあります。
 
ところてん青木の天草は地元鴨川産。洗浄と天日干しの作業を数回繰り返すと下の画像の右側のように白くなります。
この白くなった天草をすぐに使う訳ではなく、冷暗所で1年程度寝かせるそうで大変な手間と時間がかかっています。
 
原料となる天草を約1時間弱火で煮出すと液状になり、これを冷して固めたものがところてん。ところてんを戸外で凍結乾燥したものが寒天です。
天草の画像
ところてんは「てん突き」と呼ばれる器具を使って細長い形状に切り出されます。
こちらの「てん突き」は枠の大きさや網目の太さを指定した特注品だそうです。
天突きでところてんを突く様子
100%天然のところてんはのどごしがよく適度なコシがあってシャキシャキとした歯ごたえ。また、ほのかに海藻の香りがします。
私は子供の頃から手作りのところてんを食べ慣れていたので本物のところてんの味を知っています。はじめて工場で作った寒天を食べたときに食感の違いに驚きました。
 
タレの酢醤油も自家製。このタレの酢はまろやかで全部飲んでも咽たりしません。
ところてんは酢醤油と黒蜜の2種類。テイクアウトもできます。

【ところてん(小)】

ところてん(酢醤油)の画像

海鮮丼

海鮮丼とところてん(小)がセットになって1,000円。本日のネタはマグロ、カツオ、タイ、イナダ。
左側のフライは白身魚のホウボウのフライです。
※味噌汁とホウボウのフライはセットではなく単品です。
海鮮丼とほうぼうのフライ

磯の貝の味噌汁

ところてん青木にすぐに行ってみようと思った理由は、このメニューをネットで見つけたからです。
「磯の貝って何だろう?」と気になって料理の写真やレビューを探してみましたが、一切載っていません。これは自分で確認するしかありません。
 
一見すると何の変哲もない味噌汁です。
磯の貝の味噌汁
中に入っているのはフジツボとマツバガイ。どちらも磯で普通に見られるものですが、関東地方の料理店で提供されることはほとんどありません。
 
フジツボは貝ではなく甲殻類でエビやカニの仲間。カニと貝の中間的な味で、東北地方では高級食材として流通しているようです。
 
マツバガイは陣笠やカサッケなどと呼ばれる貝の仲間。
 
フジツボとマツバガイは万人に好まれるかどうかはわかりませんが、磯の香が強く私にとって懐かしい味です。
フジツボとマツバガイ

メニュー

※価格・メニューは2024年8月時点のものです。参考情報としてご覧ください。
メニュー

詳細情報

名称

ところてん小屋青木

住所

〒292-0526 千葉県君津市笹1726

定休日

不定休

営業時間

10:00~16:00

駐車場

あり

アクセス

備考

電子マネー、クレジットカード使用不可
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