南房総DIYエコリノベワークショップ
2017年1月14日、15日の2日間に渡り、「南房総DIYエコリノベワークショップ-ちばの里山LIFE体験交流事業-」が南房総市で開催されました。
この事業は「NPO法人 南房総リパブリック」と「ちば里山センター」
が中心となり、古民家の床断熱、天井断熱、断熱障子など古民家の再生を通じて、ニ拠点居住や移住希望者の交流を深める事業です。
事業とは言っても堅苦しいものではなく、皆で協力しながら楽しく作業できるイベントです。
作業前にプロの大工さんにノコギリとインパクトドライバーの使い方を教わります。日曜大工は今まで自己流でやっていましたが、
木目に対してネジを垂直に入れると割れづらいなど、分かりやすく丁寧に説明したいただき、大変参考になりました。
初めにラジオ体操を行い、「ウッドデッキ作り」「障子の断熱」「床断熱」「天井断熱」「かまど作り」の5チームに分かれて作業を行います。
ウッドデッキ作り
廊下に通じるウッドデッキは里山が一望でき、展望台兼豪華な縁側といった雰囲気です。
骨組みは事前に完成していて、そこに板を貼って行きます。
障子の断熱
障子紙を剥がして中に断熱材を入れてから紙を貼ります。障子紙と断熱材をサンドイッチにすることで、かなりの断熱効果があるそうです。
この断熱方法は手間がかかるのですが、費用対効果が大きいので古民家にお住まいの方は大変参考になるのではないでしょうか。
床の断熱
古い床を剥がしスタイロフォームを入れてから床板を貼ります。
屋根裏の断熱
断熱材には羊毛を使いました。屋根裏は狭く暗いので思いのほか時間がかかります。
木の伐採
千葉里山センターの方々の指導により杉の木を伐採します。ワイヤー引っ張りながら、チェーンソーで木を切ります。
木を切っている時に思ってもいない方向に倒れる事も多く、怪我が多いそうなので慎重に作業を進めます。
木を伐採する前に千葉里山センターの方から子どもたちへ松ぼっくりのプレゼントがありました。
顔と同じ位の大きなプレゼントに子どもたちは大喜び! 最高の笑顔でカメラマンに応えてくれました。
ちなみに、この松ぼっくりは「大王松」と言う北アメリカ原産の松の実で、1900年前半に日本に入って来たそうです。
2日目の10:00位に雪が降り始めました。南房総で雪が積もることはめったに無く、私が5年前に移住してから
雪が積もるのを見たのは今日で2回目です。
駐車場にも積もり始めたので皆で協力して車を移動しました。早めに移動したので事なきを得ましたが、
あと1時間遅れていたら全員脱出不能になっていたでしょう。
幸い3時間程度で雪は止んだので作業を再開する事ができました。
かまど作り
アフロ先生(本名は芦川 美香さんですが、皆さんがアフロ先生と呼んでいます)の指導のもと、レンガでかまどを作りました。
ピザ窯を作りたいとの声もあったのですが、完成までに2日以上かかるとの事で、今回はかまどを作る事になりました。
設計図に従い耐熱レンガを交互に積み、隙間にモルタルを詰めます。
最初はモルタルの乾きが早かったりして最初は苦戦しましたが何とか時間内に完成しました。
美菜海(みなみ)さんのミニライブ
作業が一段落すると、美菜海(みなみ)さんのミニライブが始まりました。
美菜海さんは、美術大学に通いながら都内を中心にライブ活動を行うシンガーソングライターです。
美菜海さんホームページ