正木温泉(まさきおんせん)
館山市正木の「正木温泉」は地元住民でも入った事がある人が少ないという房総の秘湯です。私は10年以上前に富浦漁協の組合長が激賞していたのを聞いて入りに行きました。
場所は大変わかりづらいです。館山バイパスから亀ヶ原へ抜ける県道296号線から入ります。正木の諏訪神社の看板が目印です。
ここから看板など無いのでgoogle mapを頼りに現地まで行きます。(カーナビに温泉名は登録されていませんでした)
上の看板の近くに車を停めます。初めての方はどこに温泉があるのか分からないと思いますが、下の写真左の扉が温泉の入口です。
通常はここにおばあちゃんが居て料金を支払います。居ない場合は右側の料金箱に600円を入れます。
壁には多くの説明が書いてありますが、読み取るのは難しいです。
右下の写真はテレビ撮影の記念写真です。
料金表
料金説明は訂正が激しく一体現在の料金かどうなっているのか分かりません。
<御客様へ>
7月1日より入浴税がかかりますのでよろしくお願い申し上げます。一人50円12歳未満の子供は出ませんので500650円550円使い方 650円600円600円の方650円となります。1,000850円の方1,050円850800円のでよろしくお願い申し上げます。
しかし、ここへ辿り着くまでに料金は支払っているので、敢えて読む必要はありません。
こちらは男湯です。女湯は現在改修中だそうです。
シャワーはこれが全開です。
店主の高梨さんに正木温泉についてお話を伺いました。
「50年位前に俺が農薬でやられて体調が悪くなった時、この温泉に入って治したんだおー」
「この温泉はとにかく病気に良く効くんで、皆に知ってもらおうと販売しはじめたんだおー。それで今から20年位前に認可を取ってここで温泉をはじめたんだおー」
「ここがらちょっと先に源泉と薬師様があってそこからお湯を運んでいるんだおー」
<温泉分析書>
高梨さんに温泉分析書を頂きました。コピーが曲がっていて端の方が読み取れないので、下に書き出します。
◎湧出地における調査および試験成績
調査及び試験年月日:平成27年11月16日
泉温 :17.5℃
湧出量 :測定不能(動力揚水)
知覚的試験 :淡黄褐色透明で、無臭である
PH値 :7.7(ガラス電極法)
電器伝導率 :0.05s/m(25℃)
◎試料1kg中の成分
<陽イオン>
ナトリウムイオン(Na+) 95.8mg
カリウムイオン(K+) 4.6mg
アンモニウムイオン(NH4+) <2mg
マグネシウムイオン(Mg2+) 5.0mg
カルシウムイオン(Ca2+) 11.1mg
アルミニウムイオン(Al3+) 0.3mg
鉄(Ⅱ)イオン(Fe2+) 0.2mg
陽イオン 計 117.0mg
<陰イオン>
ふっ化物イオン 0.2mg
塩化物イオン 67.6mg
臭化物イオン 0.3mg
よう化物イオン <0.1mg
硫化水素イオン 0.1mg
チオ硫酸イオン 0.1mg
硫酸イオン 37.7mg
亜硝酸イオン <0.04mg
りん酸水素イオン 2.1mg
炭酸水素イオン 148.3mg
炭酸イオン <0.1mg
◎泉質
含硫黄-ナトリウム-炭酸水素塩・塩化物泉【アルカリ性引張性冷鉱泉】
◎適応症および禁忌症
<浴用の適応症>
神経痛、筋肉痛、関節痛、五十肩、運動麻痺、関節のこわばり、うちみ、くじき、慢性消化器病、痔疾、冷え性、病後回復期、疲労回復、健康増進、きりきず、やけど、慢性皮膚病、虚弱児童、慢性婦人病、糖尿病
<浴用の禁忌症>
急性疾患(特に熱のある場合)、活動時の結核、悪性腫瘍、重い心臓病、呼吸不全、腎不全、出血性疾患、高度の貧血、その他一般に病勢進行中の疾患、妊娠中(特に初期と末期)、皮膚、粘膜の過敏な人特に光線過敏症の人
◎飲用の適応症
慢性消化器病、慢性便秘、糖尿病、痛風、肝臓病
◎飲用の禁忌症
腎臓病、高血圧症、その他一般にむくみのあるもの、下痢のとき、甲状腺機能亢進症
(Googleマップへのリンク)
電話番号
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お問い合わせの際は「『房総タウン』を見た」とお伝えください。)
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