矢尻の井戸 頼朝上陸伝説の地

2016年03月09日

矢尻の井戸

 
館山市洲崎の「矢尻の井戸」は、治承四年(1180年)、石橋山の戦いに敗れた源頼朝が伊豆から逃げて上陸したとされる地です。
上陸した頼朝は飲水がなく、地面に矢尻を突き刺したところ、そこから清水が湧き出たという伝説が残っています。
この伝説は「義経記」(注1)に書かれているようです。
一方、鎌倉時代の「吾妻鏡」では「平北郡猟島に着く」と記載されているようで、現在の鋸南町竜島に上陸したとされています。
 
注1 義経記とは、源義経を中心に著された作者不詳の軍記物語。南北朝時代から室町時代初期に成立したとされている。(ウィキペディアより)
 
矢尻の井戸は東屋の下にあります。
 
矢尻の井戸の東屋の画像
 
井戸の中を覗くとすぐ下に水が見えます。結構な高台にあるのに水源は浅いようです。
矢尻の井戸の中
 
この場所には多くの記念碑や石碑があります。
「源は同じ流れぞ岩清水 せきあげてたべ雲の上まで」この句は頼朝が洲崎神社に参拝した際に詠んだ句とされています。
 
頼朝の俳句の石碑の画像
 
記念樹の碑 昭和戌午と彫られているので昭和53年です。
 
記念樹の碑の画像
 
矢尻の井戸植樹記念の碑 昭和戌午 旅館組合西岬支部 
矢尻の井戸植樹記念の画像
 
滾々と湧く源頼朝矢尻の井戸水 館山商工会議所 会頭 佐々木一男
 
館山商工会議所の石碑の画像
 
源頼朝公上陸地の石碑の画像
 
道路の反対側は館山湾が見渡せます。
 
矢尻の井戸から館山湾を望む

詳細情報

名称

矢尻の井戸(やじりのいど)

住所

〒294-0316 千葉県館山市洲崎

駐車場

あり

アクセス

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